Markdownlintの設定方法について

VSCodeのMarkdownlint設定についての記事です。

Markdownlintの設定方法について

はじめに

マークダウンファイルを作成する際に、記載ミス等を自動で指摘して欲しいと思い、Markdownlintの設定を行おうと思いました。

Markdownlintの設定

VSCodeの拡張機能から、markdownlintと検索します。 検索した結果から、右下のインストールを選択します。

pic1

※今回の画像は既にインストールしているため、インストールボタンが表示されていません。

インストールが完了したら、新規ファイルで.mdファイルを作成してみましょう。

インストールが正しく完了していたら、文法的におかしい部分の指摘をしてくれるようになっているはずです。

pic2

設定項目の一覧

2020年06月現在、下記のようなルールが実装されている。

ルール説明
MD001見出しレベルは一度に1レベルだけ増加する必要があります
MD002最初の見出しは最上位の見出しである必要があります(非推奨)
MD003見出しスタイル
MD004順不同リストスタイル
MD005同じレベルのリストアイテムのインデントに一貫性がない
MD006行頭で箇条書きを開始することを検討してください
MD007番号なしリストのインデント
MD009末尾のスペース
MD010ハードタブ
MD011逆方向リンク構文
MD012複数の連続する空白行
MD013行の長さ
MD014コマンドの前にドル記号を使用して出力を表示しない
MD018atxスタイルの見出しでハッシュの後にスペースがない
MD019atxスタイルの見出しのハッシュ後の複数のスペース
MD020閉じたatxスタイルの見出しのハッシュ内にスペースがない
MD021閉じたatxスタイルの見出しのハッシュ内の複数のスペース
MD022見出しは空白行で囲む必要があります
MD023見出しは行の先頭から開始する必要があります
MD024同じ内容の複数の見出し
MD025同じドキュメント内の複数のトップレベルの見出し
MD026見出しの末尾の句読点
MD027ブロック引用記号の後に複数のスペース
MD028ブロック引用内の空白行
MD029順序付きリストアイテムのプレフィックス
MD030リストマーカーの後のスペース
MD031フェンスされたコードブロックは空白行で囲む必要があります
MD032リストは空白行で囲む必要があります
MD033インラインHTML
MD034使用されているベアURL
MD035横罫線スタイル
MD036見出しの代わりに強調を使用
MD037強調マーカー内のスペース
MD038コードスパン要素内のスペース
MD039リンクテキスト内のスペース
MD040フェンスされたコードブロックには言語を指定する必要があります
MD041ファイルの最初の行はトップレベルの見出しである必要があります
MD042空のリンクなし
MD043必要な見出し構造
MD044適切な名前には正しい大文字を使用する必要があります
MD045画像には代替テキスト(代替テキスト)が必要です
MD046コードブロックスタイル
MD047ファイルは単一の改行文字で終わる必要があります
MD048コードフェンススタイル

lintの設定

markdownlintを使用していく上で、指摘して欲しくない部分も指摘される事が有るかと思います。
その際は、チェックのルールを変更して、指摘されないようにする事ができます。

VSCodeの設定変更方法

設定の画面で、markdownlintと検索して、settings.jsonで編集というボタンをクリックします。

pic3

クリックすると、settings.jsonが開き、下記のような内容が表示されていると思います。
その中に設定項目を記載します。

  "markdownlint.config": {
    |ここに設定を記載する
  }
settings.json(設定記載前)
  "markdownlint.config": {
    "single-h1": false
  }
settings.json(設定記載後)

上記の設定を記載し、保存する事で、markdownlintの設定が反映され、文法チェックも変更したルールに則って行われます。

さいごに

今回も、VSCodeでMarkdownを扱う際の便利機能についてまとめてみました。 まだ、設定していない人は、是非設定してみてください😁